以前の記事で、Windows10のWSL2で「Ubuntu 20.04 LTS」が使えるようにした。そこで、Emacsエディターも動くようにしたので備忘録を残す。
最近使ったファイルの履歴を記録しておく。又、履歴一覧からファイル名を選んで、ファイルを開く事もできる。 後記事で紹介する「helm」と併用すると、ファイルを開くのがかなり楽になる。 準備 recentfパッケージは標準で組み込まれているが、diredで開いたりする履歴はとってくれない。recentf-extパッケージを追加すると、それらの履歴も記録してくれる。 M-x package-install<RET> recentf-ext Emacsの設定 下記を初期設定に追加。 尚、私はinit-loaderを利用しており、~/.emacs.d/inits/06_recentf.elファイルを作成。また、履歴保存する時のメッセージがエコーエリアに表示されて鬱陶しいので表示しない設定を追加。 ;;; recentf.elの設定 (defmacro with-suppressed-message
前記事で書いたようにEmacsの設定ファイルを~/.emacs.d/フォルダに集約し、Mac, Windows, Linuxで共用できるようにした。 そこで、このフォルダをGitサーバに登録し共有することで、更新などが簡単に行える。 Gitサーバにリポジトリを登録 私はUbuntu LinuxパソコンでGitLabサーバを運用しているので、そこにGitリポジトリを作成。また、BitbucketやGitHubなどのホスティングサービスを利用してもよい。 【Note】 Bitbucketはプライベートなリポジトリは無料で作れる。逆に、GitHubは公開リポジトリが無料。 Gitリポジトリのクローン Gitサーバにベアリポジトリ(空のリポジトリ)を作成したら、そのURLを指定してEmacs管理ディレクトリ(~/.emacs.d/)を下記手順でクローン。 既に~/.emacs.d/ディレクトリがあ
Emacsの初期設定ファイルに設定記述する事で便利にしていく事ができるが、いろいろ書いていくと、長くなり見通しが悪くなってくる。 そこで「init-loader」パッケージを導入する事で、設定を分割して記述する。 ~/.emacs.d/init.elに下記を記述する。 ;;; init-loader設定 (require 'init-loader) (setq init-loader-show-log-after-init 'error-only) (init-loader-load "~/.emacs.d/inits") 設定ファイル読み込みルール 上記の設定で、~/.emacs.d/inits/フォルダにある下記のような二桁の数字で始まるファイルを順番に読み込む。 00_util.el 01_ik-cmd.el 21_javascript.el 99_keybinds.el キーバイン
Emacsの設定ファイルは.emacs (dot emacs)と呼ばれ、下記に記述できる。尚、読み込まれるのは一つだけで、優先順位は次のようになっている。 ~/.emacs.el (.emacs.elc) ~/.emacs ~/.emacs.d/init.el (init.elc) ~/.emacs.d/init 上記のうち~/.emacs.d/init.elに記述する。理由は、~/.emacs.d/ディレクトリにEmacsの設定ファイル類を集約でき、このフォルダをGitリポジトリ管理する事で、MacパソコンやWindowsパソコン、更にはLinixで簡単に共有できる。 OSによって切り換える ;; OS によって設定を切り替える例 (when (eq system-type 'windows-nt) ; Windows ;; ←Win用設定を、ここに記述 ) (when (eq syst
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