私は自分で“長所”だと思っていたことが、いつの間にか“短所”に変わってしまったということが多々ある。 まずは髪の毛… 中学の頃、髪が薄い友人がいた。 彼はプールに入ることや、雨に打たれて濡れることで、髪の毛が薄いことが目立ってしまう事を非常に悩んでいた。 一方で私は、自分は髪の毛が多いのだと友人に自慢して、時には自らの手で髪を掴んで何本か抜いて見せるというバカな芸当もしていた。 そんな私が、自分の髪の毛の異変に気付いたのは、それから間もなく19歳のある日のことだった。 それ以降、様々な努力を重ねた。 お金も掛けて、髪が生えると謳われる育毛剤やシャンプーを色々と購入した。 様々な書籍も購入し、頭皮マッサージやら食事、生活習慣も研究した。 しかしそれらは全て虚しい結果となり、あれよあれよという間に、世間・一般的に“ハゲ”と分類される有様に至ってしまった。 私は視力にも自信があった… 視力検査で