はい。糸井さんがおっしゃった、 「みんながほんとうに話し合う場所」を つくるための実験と思ってこの企画をやっています。 これは私のひとつの夢なんですが、 世界中のいろんな場所にいる人たちが たくさんのスクリーンを通してつながって、 お互いのことばもぜんぶわかるようなかたちで 文化を超えて議論する。 そういうことを私は考えています。 それについて、糸井さんはどう思いますか? すばらしいことだと思います。 ただ、なんというか、その状態すらも、 あとから考えて「過渡期だったね」って 思えるようになったらいいなぁ、 という気持ちもあります。 なぜかというと、 これまでの議論や話し合いというのは、 ことばという道具を持って、 しっかり磨いている人どうしが してきたものだと思うんです。 つまり、西部劇でいえば銃を持っている人、 日本の時代劇でいえば刀を持っている人どうし、 こどばを武器として使える人た