過去記事『「もったいないお化け」の世代間連鎖』で、物を捨てることについて書いたけれど、私にはどうにも捨てられない物があった。それは服だ。数年前、自室の大掃除をして、要らないものをあらかた処分して、その時に不要な服も選別したのだけれど、他の物は捨てられても、服だけはどうにも捨てられずに、長いこと部屋の隅の大きな袋の中に入れたままでいた。穴が空いたりボロくなったりした服は捨てられるけど、物としてまだ十分着れるけれど要らなくなったものが捨てられない。リサイクルショップに持っていけば良いのだけれど、私は車を持っていない上に出不精なので、結局持って行けずに、部屋の隅を占領されたままだった。 そんな時、娘を育てるシングルファザーの人が、授業参観に行った時、他の女の子はおしゃれな格好をしているのに、自分の娘の格好が地味だったことに気づいて、服を買ってあげたエピソードについていた、このコメントを見た。 4