本連載前回記事では、『2ch、発言小町、はてな、ヤフトピ ネット釣り師が人々をとりこにする手口はこんなに凄い』(KADOKAWA アスキー・メディアワークス)の著者でインターネット黎明期からのネットウォッチャーで人気ブロガーでもあるHagex氏に、ネットのトレンドや問題点について聞いた。 後編となる今回は、Hagex氏が選ぶ「一番印象に残ったネットの事件」や「ネットでもめてしまった際の“ネットケンカ道”」などについて、お伝えする。 すべてがNGだった「studygift事件」 –Hagexさんのなかで、一番印象に残っているネットの事件はなんでしょうか? Hagex 今から4年前の2012年の事件になりますが、家入一真さんの「studygift」の事例は、やってはいけないことを全部やっていてすごかったですね【※1】。最初に謝ればよかったのに謝らなかったし、言い訳も続き、支援の対象となった女性