今でも忘れられない体験があります。娘の育休中に会社に用事ができたので、久々に都心にお出かけした時のことです。同僚の皆さまへのご挨拶も兼ねて、2ヶ月になった娘を連れて電車で移動しました 🚃 地元から都心に出て、地下鉄に乗り換えましたが、少し混んでいました。抱っこ紐だったので、まあいいかと乗車しました。この時、娘はご機嫌でした。しかし、10分が過ぎた頃、電車が次の駅に着く前に停車しました。先の駅でどなたか持ち物を線路に落としたとのアナウンス。それならそんな時間がかかるものでもなかろうと、ぼけ〜っとしていたその時、娘が突然カナギリ声で泣き始めました(うちの娘の泣き声は、4人の男子を育てあげたうちの母が驚いた程のレベルです)。 それまでスマホやら本やらに落とされていた周囲の人々の視線が、一斉にこちらに集中しました。こんなに焦ったのは、36年(当時)の人生でも、そうありません。どうにか娘を泣き止ま
![そうとは知らず "弱者" に転落していた話|前田晃平](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b575479f9054dd533553b2b106a699a412933ddb/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F41258698%2Frectangle_large_type_2_73e80da7935c79b229c2b22f6ffc3ab1.jpeg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)