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ブックマーク / katokitiz.hatenablog.com (8)

  • 『仮面ライダーW』を全話観た - シン・くりごはんが嫌い

    子供の頃から日曜の朝に放送しているようなアニメや特撮モノを観るという習慣がなかったので、ずーっとスルーしていたが、レイモンド・チャンドラーと『探偵物語』が大好きだといったら後輩(@Gung_hoo_Guns)が「探偵を主人公にした仮面ライダーがあるんですよ」とおすすめしてくれてて、それだけは頭の片隅にあった。 月日は流れ、縁あってTwitterでやりとりさせていただいてる漫画家の二ノ宮知子さんとたまたま仮面ライダーの話題になり*1、「実は後輩からおすすめされてるんですよー」と書いたら「無料配信中だからすぐ見て」とプッシュされ「まぁ無料でしかもネットで観れるなら……」という軽い気持ちで観ることにした。 そうしたら、これがおもしろいのである。 最近、映画を観るテンションではないというのもあったが、日の土壌にピッタリあったアクションモノとして肩の力を抜いて観られるのが良い。だからといってお決ま

    『仮面ライダーW』を全話観た - シン・くりごはんが嫌い
    nicoyou
    nicoyou 2015/03/03
    朝見てたけど全話は抑えてないんだよなあ。見直したい。映画がまたかっちょいいんだ
  • アンチ!難病モノ!ファック!説明過多!『風立ちぬ』 - シン・くりごはんが嫌い

    ちょっと前にある人からこんなことを聞かれた。 「こないだ『大人は判ってくれない』を観たんですけど、ラストで主人公が海までいって無言で振り返るじゃないですかー?あれって何だったんですか?」 この作品のなかで最も印象的なシーンとして名高いが、このとき主人公は何も言わないし、ナレーションで何かが説明されるわけでもない。彼が何を考えていたのか?彼が何を思っていたのか?それは撮った監督にしかわからない。そして、そのシーンにたいして監督が何も語らない以上、観客はそのシーンについての解釈を迫られる。 これは小津安二郎の映画にも印象的に出てくる。トリュフォーが参考にしたかは定かではないが、日を代表する……いや、世界を代表する名作『東京物語』のラスト。人生の伴侶を失った笠智衆が無言で窓の外を見つめる。カメラは視線の先の海を写す。そして映画が終わる。同じく小津の代表作『晩春』では無言でリンゴの皮をむき、その

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  • 出会って4秒で闘い『パシフィック・リム』 - シン・くりごはんが嫌い

    遅ればせながら『パシフィック・リム』鑑賞。2D字幕。 超巨大ロボとクソでかい怪獣が海でステゴロ試合をするというわかりやすいコンセプトが打ち出された予告編/ティーザーを観たときから期待値がウルトラメガマックスになり、「やばいこれ以上予告編を見続けると過度に無駄なイメージが刷りこまれて編を観たとき思ったよりたのしめないかもしれない」となるべく目に入れないようにしていた。 なんといっても監督は「わかってる」オタク、ギレルモ・デル・トロ御大である。『ブレイド2』ではドニー・イェンを起用し、『パンズ・ラビリンス』は「千と千尋の神隠し」のグロ地獄版ともいえる内容で、ヒット作となった『ヘルボーイ』の続編でも今作の布石のような巨大怪獣バトルを入れたりと「こいつが撮るなら間違いない」感もあって、観るまえからすでに傑作扱いではあったんだけど、さすがにここまでのものになってるとは予想できなかった。予告編だけで

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  • ドラマ『リーガル・ハイ』がすごくおもしろかった件 - シン・くりごはんが嫌い

    昨年大変話題になり、新潟では年末年始に再放送された『リーガル・ハイ』を観た。 新年早々映画も観ず、ブログの更新も滞っているのは年末年始に各局で放送された特番を片っ端からやっつけていたからであり*1、もはや5時間スペシャルなどが当たり前になりつつあるこの昨今。見続けた先に何も残らないと分かりつつ、せっかく録画したんだからと4日前くらいまで、延々と見続けていた。ブルーレイに焼きつつ、HDDも整理して、ようやく腰を据えて映画でも観ようと思ったが、一気に全話録画した『リーガル・ハイ』をあとで観るようにHDDに残しておくべきか、それともCMを抜いてブルーレイに焼くべきか悩み、結局一話だけ観てから決めようと思ったのだが、これがすんごくおもしろく、結局二日間かけて全話観てしまった。ドラマはほとんど観ることがないので*2、他と比べられないのだが、2012年度の人気ドラマランキングで4位*3につけているのも

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  • 夏休みはまだ終わっちゃいないぜ!『アベンジャーズ』 - シン・くりごはんが嫌い

    『アベンジャーズ』鑑賞。いわずとしれたスーパーヒーロー大集合の作品。 ぼくはこの手の映画は好きで率先して観にいくけれども、その反面。心の底からおもしろかったぁ!と思ってスクリーンを出ることはそんなになく、逆にいえば、ある程度のおもしろさを分かってて観にいっているみたいなところがどっかにあった。故に、世間的に大絶賛されている『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』や、サム・ライミの『スパイダーマン』シリーズもいうほどテンションが上がったわけではないし、今作の布石となっている『アイアンマン』も『マイティ・ソー』も『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』も、そこそこ楽しんだクチである*1。 しかも個々の作品のエンドロール後やエンディングで『アベンジャーズ』への予告ともいうべきボーナストラックがしこたま公開され、否が応でも作品への期待が高まるように仕向けてるというか、自らそんだけ

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  • 『サマーウォーズ』を観てから二年が経ったのだが…… - シン・くりごはんが嫌い

    昨日、日テレで『サマーウォーズ』が放映された。 一般層からもアニメ好きからも映画好きからも認知されている超特大ヒット作である。観客動員数は123万人。結構値がはるDVDやブルーレイも5万枚以上のヒット、さらにテレビで放映されれば13%という数字を記録*1。まさに近年のモンスターアニメの一であるといえよう。 その認知度ゆえに、映画好きではない人と映画の話をする際、とっかかりとしてこの作品の話をすることが多い。そう言った意味では「ジブリのなかでどれが一番好き?」と同じくらい使い勝手がいい作品ともいえる。実際、ホントに周りでも観ている人が多いのだ。 だが、正直、ぼくにとって『サマーウォーズ』は非常に複雑なポジションの作品である。 UK盤でブルーレイを所持しており*2、都合4回くらいは見返している。細田守監督作品の中ではダントツの鑑賞回数だ。もちろんこれからも何回か観るんだろう。そのためのブルー

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    nicoyou
    nicoyou 2012/07/22
    わかる。個人的な出来としてはおおかみこども>時かけ>サマウォなんだけど何度も見るかって言ったら真逆になる。たぶん
  • 2000年問題に立ち向かう少年たち『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』 - シン・くりごはんが嫌い

    『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』をレンタルDVDで鑑賞。 2000年の春休み。突如ネット上に出現した新種デジモンがありとあらゆる機関に侵入し、さまざまなデーターをい荒らしはじめた。最初はレジの金額表示や信号くらいのトラブルだったが、次第にコンピューターで制御されていた各機関が暴走をしはじめる。部屋の中にいながら、いち早くその危機を察知した主人公は、友人と二人で孤独な戦いを始める……というのがあらすじ。 押井守の『機動警察パトレイバー 2 the Movie』は、もしこの日でテロが起きたら、犯人は誰で、動機はどういうものになるだろう?というのを丁寧にシュミレートした作品だったが、『ぼくらのウォーゲーム』も杞憂に終わった2000年問題を取り扱い、もしアレが当に全世界で大問題を起こしていたら?をシュミレートしていく。仮に2000年問題が同時多発的に起きてしまったら、人々は

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  • 2011年魔法の旅?『魔法少女まどか☆マギカ』 - シン・くりごはんが嫌い

    『魔法少女まどか☆マギカ』鑑賞。 普遍的な少女であるまどかとさやかの元にネコのような得体の知れないキュゥべえというキャラクターが「魔法の力で君の願いを叶える代わりに魔法少女になってよ」と声をかけて来る。魔法少女になる以上は悪魔と戦うという重責を背負わされるわけだが、そのかわり、どんな願いも叶うという。ところが、そのまどかに対して、「絶対に魔法少女になってはダメだ!」と言うほむらが現れるが、その忠告もむなしく、ほむらに反発を覚えたさやかだけが魔法少女になってしまう。ところが、キュゥべえの目的は他にあり……というのが主なあらすじ。 「映画マニア」と呼ばれるような方々はこの手のアニメを見る人が基的にそんなに多くはないと思う。映画好きの人が指す「アニメ」とはあくまで劇場でかかるような2時間の作品であり、それも映画の一種として見ているので、いわゆるひとつの「アニメ好き」と呼ばれる方々とは相容れない

    2011年魔法の旅?『魔法少女まどか☆マギカ』 - シン・くりごはんが嫌い
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