ここ数年は漫画界にエポックイヤーが続いたせいか(マガジンとサンデーの50周年とか手塚治虫生誕80周年とか色々)、いわゆる“まんが道”なバックステージものの作品がすごく多いですね。代表格としては「バクマン。」「青春少年マガジン」、そして今回ご紹介する島本和彦先生の「アオイホノオ」。 時は80年代、大阪芸大で漫画家を目指す(※3巻までは実質何もやってない)大学生、焔燃(ほのお・もゆる)の青春ストーリー。島本先生の学生時代がベースになってるだけあって、同大学出身の庵野監督とか有名人が実名で続々登場するのも見どころです。 2巻で、何故かホノオになつく同じ大学のボーイッシュ系美少女、津田さんが遊びに来た際振る舞ったのが、この“一週間経ったパンのはじっこ(withジャム)”。 一袋10円で売り出されるパンの耳を一週間かけて食いつなぐ、というホノオの食生活に「体にいいの? そんなのばっかり食べてたら!」