「長財布を使うとお金が貯まる」とか、「財布のなかでお札を同じ向きに揃えるとお金が貯まる」とか、テレビやネットでは「お金が貯まる習慣」がさかんに取り上げられています。しかし『お金が「貯まる人」と「なくなる人」の習慣』(山崎俊輔著、明日香出版社)の著者は、ファイナンシャルプランナーという立場上、それらに違和感をおぼえるそうです。 なぜならそうした行動が、「貯まる人」になる理由とセットになっていないから。そしてお金を貯めるために「努力」や「ガマン」や「才能」が必要だというわけではなく、ほとんどの問題は「発想の転換」と「自動化」によって解決するから。むしろ重要なのは、発想や行動の転換につながる「習慣」を示すこと。根拠のある「お金の貯まる習慣」さえ実行できれば、誰でも「お金がなくなる人」から「貯まる人」に変われるということです。 そのような考え方に基づき、本書では50の「お金が貯まる習慣」が紹介され