この連載では、「ダメに見せない説明術」を扱っている。前回までは、八つ目のダメ説明である「先を読まない、場当たり的、その場しのぎ」をテーマに取り上げた。10のダメ説明は以下の通りである。 「10のダメ説明」 長い、細かい、テンポ悪すぎ 論点不明、主旨不明、結論なし 抽象的、具体的でない、表面的 理由がない、何故?が満載、説明が不足 独りよがり、自分視点、自己中心 遅い、ぎりぎり、時間なし 理解が浅い、内容が陳腐、質問されると沈黙 先を読まない、場当たり的、その場しのぎ 思想がない、考えがない、自分がない 反論する、否定する、対立する 今回から、九つ目の「思想がない、考えがない、自分がない」をテーマとする。 権威者の言うことを鵜呑み、他人任せで自分の考えを持たない 筆者の指導する説明術において、「思想がない」とは、「自分の行動のベースにポリシーを持たない」ことを指す。行動のポリシーがないので他
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