インド・ナグプール(Nagpur)の医療センターで摘出された、女性の体内に36年間残存していたとされる胎児の骨格(2014年8月25日提供)。(c)AFP/N K P Salve Institute of Medical Sciences/Dept of Surgery 【8月26日 AFP】インドの医師団は「世界最長の子宮外妊娠」とされる例で、母親の体内に36年間残存していた胎児の骨格を摘出する手術に成功した。 現在60歳のこの女性が妊娠したのは24歳のとき。しかし、子宮外妊娠だったため胎児は死亡した。女性はインド中部の貧しい農村地帯の出身で、体内に残った胎児の遺体を摘出する手術を怖がって拒否し、地元の医院で痛み止めの薬治療を受けるにとどまった。痛みは徐々に消えていったが、最近になって女性は腹部の痛みを訴えた。 手術が行われたのは、マハラシュトラ(Maharashtra)州ナグプール(N