V長崎の小嶺社長退任へ J入りかなわず引責 日本フットボールリーグ(JFL)に所属するV・ファーレン長崎の小嶺忠敏社長(65)が退任することが22日、明らかになった。2年続けてJリーグ入会予備審査を通過できず、入場者数も低迷しており、事実上の引責辞任とみられる。今後、役員職からは外れる見込み。後任は年明けに開く会見で発表する予定。 V長崎は9月、Jリーグ基準を満たす競技場が確保できていないことや、財政基盤の脆弱(ぜいじゃく)さを改善できず、来季のJリーグ2部(J2)昇格を断念。競技場問題などから、昇格は早くても2014年となる可能性が高い。このため今季終了後、15選手に戦力外通告するなど改革を進めている。 小嶺氏は、県立島原商高、国見高を率いて、全国高校選手権などで計17度の日本一に輝いた高校サッカー界の名将。06年の社長就任後、圧倒的な知名度を生かし、Jリーグ昇格を目指してきたが、