6回、バレンティン(左)を右飛に打ち取るスタンリッジ(囲み写真は1985年10月22日のバースvs江川の真っ向勝負) 阪神は13日のヤクルト戦(神宮)に3―2で勝利し、連敗を4で止めた。注目の“55発男”ウラディミール・バレンティン外野手(29)にも虎投手陣は真っ向勝負を挑み4打数無安打と封じ込んでの白星だ。とにかく虎はバレから逃げない。作戦面以外での敬遠はしない方針だが、これには1985年の、あの“事件”が関係していた。 6回2失点で今季8勝目をマークした先発のスタンリッジはバレンティンを中飛、三振、右飛に封じ「今日の目標は1つだけ。バレンティンに56本目を打たれないことだった。(四球に)逃げようと思わなかったし、歩かせようとは考えなかった」と力強く振り返った。後を受けた久保田もバレンティンに真っ向勝負を挑み、投ゴロ。「(投手陣には)逃げないで思い切っていけ!と言ってある」と中西投手コー