産官学共同で環境分野を中心としたインターネット利用の高度化を図る「環境クラウドビジネス推進タスクフォース」は2011年1月12日、設立総会を開き、正式に発足した。会長には慶応義塾大学環境情報学部の中村修教授(写真)が就任した。 同タスクフォースは、街中や家庭に存在する無数の設備・商品・物体などにセンサーやRFIDタグを取り付け、インターネットを通じて情報を収集・分析することによって環境負荷軽減につなげることを構想している。IoT(Internet of Things、モノのインターネット)と呼ばれることもある。こうした取り組みの前提となる技術的課題や、セキュリティ、プライバシーなどの問題点を整理し、5月下旬までにガイドラインを公表する。 センサーを使った情報を環境負荷軽減に生かす考え方は従来からあり、既に幅広く実用化されている。例えばカーナビゲーションに渋滞や交通規制情報をリアルタイムで提
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