漫画状況の変革に向け、誰もが平等に参加でき、かつ漫画の持つあらゆる可能性が十全に展開される場を構築すること[3]。その一手段として漫画批評誌『漫画新批評大系』を刊行すると共に、同人誌即売会「コミックマーケット」を運営し、同人誌の流通機構を確立させ、書き手と読み手の作品を媒介とした相互交流(コミュニケーション)を実現することで、新しい漫画の創造に向けた「運動」を行うこと[4]。 迷宮(めいきゅう、ラビリンス)は、1975年に結成された日本の漫画批評集団である。漫画批評誌『漫画新批評大系』を刊行するとともに、世界最大級の同人誌即売会『コミックマーケット』[5]や創作同人誌即売会『MGM(Manga Gallery & Market)』の創設母体となった。 現在はコミックマーケットからは分離している。ただし、創業者特権でサークル参加での抽選を永久免除されている(帳簿上は、コミックマーケット創設時