漫画を描くようになって何年かの時間が経ってきましたが、僕が描いている漫画への反応として、悪いものもたまに目にしたり、直接伝えられることもある感じになってきました。つまりそれは、もともと好意的に思ってくれていた人以外の色んな人に読まれる感じになってきたということだと思うので、大枠の傾向としては良いことだなと思います。 それに対して言われた僕がどう思うかというと、その人が面白く感じなかったことについては、まずは「仕方がない」と感じています。読書体験は漫画と読者の共同作業なので、同じ漫画でも、人によってその体験の形は様々ですし、僕の漫画が共同作業の相手として合う人もいれば合わない人もいると思うからです。 ただそこで、面白くなかったと感じた人に、どこが面白くなかったか?を聞くのは興味深いことで、そこに僕が想定していなかった、「そこでそう感じるのか」とか、「そこをそのように理解したのか」という発見が