14年の民主化活動「雨傘運動」への支持を表明したことで仕事を干されたウォン カメラマン:Tetsuya Yamakawa/ヘアメイク:Hisae Kinoshita(Rouxda') <女性監督の長編デビュー作にノーギャラで出演したアンソニー・ウォンに話を聞いた> 事故で半身不随となった中年男性と、彼の世話をすることになった出稼ぎのフィリピン人家政婦の交流を描く『淪落(りんらく)の人』が日本公開中だ。 派手さはないが、じんわりと心にしみる本作は、女性監督オリヴァー・チャンの長編デビュー作。男性主人公リョン・チョンウィンを演じるのは『インファナル・アフェア』などで知られる俳優アンソニー・ウォンだ。香港を代表するスターの1人であるウォンだが、14年に香港で起きた民主化要求運動「雨傘革命」への支持を表明したことで仕事を干された状態が続き、チョンウィンの「人生のどん底」という思いが分かるという。
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