現職警察官らによる“犯罪”~千葉県警の場合~(1) 2010年03月22日事件千葉 三上英次 足利事件、氷見事件などは「誰でもいいから“犯人”を逮捕しさえすればいい」という堕落した警察の典型であるし、三井氏の場合は〈裏金〉に対する口封じ、高知白バイ事件は、警察の組織の都合しか考えない体質の現われであると言える。 そういった数々の〈冤罪〉事件への反省から、議論されているのが「取り調べの可視化」だ。しかし、ひとつ蛇足ながら付記しておくと、記者は「取り調べの可視化」について大きな疑念を持っている。それは、取り調べの警察官が、被疑者の下半身にタバコの火を押しつけながら次のように被疑者を脅(おど)したらどうなるか――ということだ。 「いいか、これから、おまえの取り調べ風景をビデオ撮りするから、迫真の演技で犯行を“自白”しろ! そうしなければ、おまえはここから出られないぞ!」 「なんだ、今の“自