関東が記録的な雨天に見舞われている頃、わたしは、アメリカ中西部にいました。 野球のマイナー球団のビジネスモデルの検証を通して、日本において地域プロスポーツが地域のエコシステムの一翼を担うための諸条件を解明するという趣旨の研究視察の一環です。 今回は、オハイオ州シンシナティからミネソタ州セイントポールまで、レンタカーで2週間かけてジグザグに北上しながら、上はメジャーリーグから、下はサマーリーグ(大学生の選抜チームによるリーグ戦)まで、アポの取れた球団を巡りましたが、行くたびに思うのが、アメリカの野球の層の厚さ、奥深さです。 それを象徴する存在として、独立リーグ球団について、少し記してみたいと思います。 独立リーグとは、MLB(メジャーリーグ機構)およびその育成機関であるマイナーリーグとは別の、独立したプロ野球組織のことです。 これがアメリカ・カナダに8リーグ63球団も存在しています。MLB3