スポーツビジネスには、スポーツ興行とは別に、スポーツ施設提供業がある。プロスポーツで利用される大規模施設以外で、民営施設となるとゴルフ場などが代表例となる。 サービス産業(第3次産業)活動指数では、民営のスポーツ施設のビジネスについての指数も作成している。そのスポーツ施設提供業活動指数では、ゴルフ場、ゴルフ練習場、ボウリング場、そしてフィットネスクラブの活動状況を集計している。 今回は、それぞれ特徴的な動きを見せているボウリング場とフィットネスクラブの動きの比較を通じて、スポーツに対する意識の変化を読み解く試みをしてみようと思う。 まず、ボウリング場が大きく指数値を下げており、平成17年の135.6から28年の70.8と、この10年間でほぼ半減している。それとは対照的に、フィットネスクラブはほぼ右肩上がりで順調に増加している。活動指数の動きと同様に、両施設の10年間の事業所数をみると、対照