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ブックマーク / takashukumuhak.hatenablog.com (18)

  • えらいぞ石巻 & 中東の笛 - Tr,平居の月曜プリント

    台風が通過して9月になった。暑い。もちろん、西日に比べれば「暑い」うちには入らない、というのは分かっているが、湿度も高いし、狭い教室で授業をするには嫌な暑さだ。 以前、日和大橋の歩道のコンディションについて一文を書いたことがある(→こちら)。大きな植物が歩道を侵略し、泥が堆積して通行が困難になったので、市に電話をして整備してもらった話だ。その時最後に、「今回のことで、日和大橋の西たもとの歩道には構造的に泥が溜まりやすいと分かったわけだから、次は私が電話をしなくても、ほどほどの時期に、市は新たに溜まった泥の撤去をしてくれるだろう。(中略)石巻が弱者を大切にし、健康で文化的な街作りをしようとしているかどうかが、そこで問われてくる」と書いた。 そうしたところ、一昨日、また溜まりかけていた泥が撤去された。やるなぁ、石巻!!もっとも、問題のある歩道はここだけではない。日和大橋を越えてしばらく行くと

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  • 謝罪は感情的 - Tr,平居の月曜プリント

    また台風が来たので、仙台港での自動車運搬船見学は中止。残念!! さて、オリンピックも高校野球も終わって、スポーツ気違いの子供たちも、テレビテレビと言わなくなった。なんだか、一つの狂騒が終わると、秋風が吹いているかのような気持ちになるから不思議だ。何かにつけて「一流」大好きな私は、もちろんダイジェスト版でではあるが、オリンピックの様子はよく見ていた。意外にも、日人選手の精神的なタフさが印象に残った大会だった。 豊かさに呆けてハングリー精神を失い、べることの心配をすることなく純粋培養されたスポーツ選手は、精神的なもろさを持っているはずだ。しかも、それらの点においては同様の条件下にある欧米に比べても、民族的性質として個が確立しておらず、主体性に欠ける日人は、内側から支えられている度合いが低いので、追い詰められた時に、なおさらその弱さを露呈しやすい。とまぁ、これが私の見方だったわけだが、残

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    nin1 2016/08/26
  • 謙虚でなければ「知性」は獲得出来ない - Tr,平居の月曜プリント

    最近、「反知性主義」という言葉を目にする機会が増えたような気がする。いつごろからだろう?おそらくは、昨年の秋、新安保法制についての議論が白熱し、ごり押しされ、可決されたあたりからではなかっただろうか?砂川事件判決を新安保法制の合憲根拠としたり、元最高裁長官までもが違憲だと言っているにもかかわらず、無視に近い扱いをしたり・・・といった中で、政権の反知性主義が問題になったと記憶する。 私は時々、生徒に短い日語を書き写させる。夏休み直前にもやった。わずか100字あまりの日語でも、誤字なく正確に筆写出来る生徒は決して多くない。生徒が持って来た紙を見て、誤字を見付けると、私は「字が間違ってるよ」と言って突き返す。生徒によっては、この時点で「どこが間違っているの?」と尋ね、私が「自分で捜しなさい」と言うと、怒り出す。私に無言で突き返されて書き直し、2回目持って来たときに同様だと、怒り出す生徒はもう

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    nin1 2016/08/09
  • 湊水産という会社 - Tr,平居の月曜プリント

    4月以降の「半空白期間」にあったことについて、いくつか思い出すままに書いておこうと思う。正に「思い出すまま」。時間の配列は、たぶん無茶苦茶になる。 7月19日の午後、生徒の見学に便乗して、石巻市内湊地区にある「湊水産」という会社に行った。震災後、いや、特にこの2年ほど、非常に有名になった会社である。たらこメーカーなのだが、他の水産加工会社と違って、生徒を連れて行くとたらこ作りの実習をさせてくれると聞いていたし、会社内に託児所を作る、社長がたいへん前向きで明るく、周囲の人を活性化させる力を持っているなどなど、いろいろといい噂に事欠かない。前々から一度訪ねてみたいと思っていた。 「たらこ」など、大好物ではあるが、どのようにして作られているか知らない私は、しょせん生ものなのだから、せいぜい塩をすり込むくらいだろう、どうしてわざわざ「作る」なんて言うのだろう?と思いつつ、石巻でも30度を超えたとい

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    nin1 2016/07/30
  • ホントにいいんですか? - Tr,平居の月曜プリント

    5月22日に宮城県大崎市で開かれた「若者の声を聞く」という集会(SEALDsが絡んでいる)において、某県立高校教諭が発言を予定していたところ、2日前、県教育委員会に「教諭がこういう集会に出ていいのか」という問い合わせがあり、それを受けて、県の担当者が事前に注意を行ったらしい。私はこのことを、火曜日の新聞各紙(県内版)で知り、ぎょっとした。こんなことが事情聴取や注意の対象になるんだ!? さあ、いよいよ次は私かな?私はこのブログの記事にしても、どこかでの発言にしても、それが社会的に、もしくは教育公務員として許容範囲かどうかについて、相当気を遣っているつもりである。それでも、今までに、読者の方から批判や訂正の助言を受けたことが片手の指の数くらいはある。憤りや疑問を感じていながら黙っているという人は、その数倍以上いるだろう。炎上に至っていないのは、自分が気をつけているというだけでなく、こんなに字が

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    nin1 2016/06/18
  • きたれ!マグロ漁師 - Tr,平居の月曜プリント

    半月あまり前、NHKの「明日へつなげよう〜きたれ!マグロ漁師」という番組を見た。取材の対象になっているのは、気仙沼にある宮城県北部船主協会という所である。実は昨年、中部地方のある船会社の専務さんから、「宮城県北部船主協会っていうところ頑張ってるから、ブログ見てみてくださいよ」と紹介され、時々そのページをのぞいていたのである。どうしても同じような話の繰り返しになるところがあるので、1年間、毎日見ていても刺激がある、というものではないけれど、そのブログを作っている人に対する「頑張ってるなぁ!」という敬意と共感は抱いていた。今回、その船主協会の日常が、NHKによって映像化されたのである。 番組はとても面白かった。マグロ漁船の乗組員をリクルートする側の、気仙沼の水産業をなんとかしたいという気持ち、生半可な覚悟の人間をだまして採用するわけにはいかないという思い、いい漁船員に育って欲しいという親心、船

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    nin1 2016/06/09
  • 「文化汚染」こそ問題だ・・・「抜本塞源」の思想を! - Tr,平居の月曜プリント

    組合の全国学習会にもまじめに参加した。宮城の高校からは2名、小中からは12名、そして全国からは300名あまりの人が参加していた。 最初に、ジャーナリスト・斎藤貴男氏による講演、その後、分科会討議となる。私が参加したのは、第4分科会「民主的な学校・教育課程づくり」というところである。レポートは5。千葉の小学校の先生の実践報告、滋賀県大津のいじめによる自殺問題の報告、岩手県陸前高田の小学校の震災から1年半の記録、埼玉県の高校の学校評価についての報告、そして、全教(全日教職員組合)部による全国一斉学力テストに関する調査報告であった。 いちいち解説できないので、会の終わり頃に私が行った発言のあらましだけを、ここに載せておこうと思う。 「学力テストの実施についてT先生から、文科省が『学習指導要領』を現場に徹底させるための最後の切り札だとの指摘があった。その通りであろう。しかし、それだけではない

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    nin1 2016/04/15
  • タテマエの「合法」は許されるのか? - Tr,平居の月曜プリント

    バドミントンの2選手が、違法カジノをやっていたということで、厳しい処分が下された。そして今日は、新たに違法スロット発覚だ。私は、プロ野球選手と一部のプロサッカー選手以外は、さしたる収入もなく、見た目が派手な割に苦しい生活をしているに違いないと思っていたので、博打で負けが1000万円とかいう話を耳にすると、少し意外で、裏切られた感じさえしてしまう。 目立つ人、地位の高い人が、それ以外の庶民に比べると厳しく身を律しなければならないというのは理解できる。やっかみ半分の批判も多いだろうが、世の中に対する影響力がそれなりにあるのだから仕方がない。バドミントン協会なり所属する会社なりの下した処分が、果たして重いか軽いかは判断つかない。私のような外野のとやかく言う話でもなかろう。だが、今日の「違法スロット」の話を聞いていて、にわかに「ちょっと待てよ」と思うようになった。 そう思うようになったのは、この世

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    nin1 2016/04/15
    “問題とされ紛糾する案件には些細な問題が多く、本当に深刻で重大な問題は問題とされない。深刻重大な問題を問題にすると泥沼にはまる、権力と対立関係にならざるを得ない場合も多い”
  • 南浜地区復興祈念公園迷走曲(終) - Tr,平居の月曜プリント

    1月26日に(8)を書いてから、2ヶ月以上も経ってしまった。その間、2月15日に部会(分科会)の会議が開かれ、3月5日に第4回協議会が開かれた。私は、部会には出席したが、協議会には出なかった。いつまでたっても日程が決まらず、しびれを切らして早割の札幌行き切符を買ってしまったからである。協議会開催の案内が届いたのは、開催の2週間前。土日に予定を入れずに、じっと待っていろ、と言われても難しい。そもそも、会議の日程をなかなか明らかにせず、出られる奴は出ていいぞみたいなやり方にも、市の姿勢は表れているのだ。部会では、これまでの議論を踏まえたという公園の新プランが提示されたが、これまでの案とほとんど変わってはおらず、基的に計画撤回論者である私は、ほとんど口を挟むことができないままに黙っていた。 5日の協議会がどのような内容のものだったのか、出席した仲間に聞いてみようと思っていたら、3月10日の河北

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    nin1 2016/04/14
    “私が心配している維持管理の労力と経費が、問題として表面化した時には、この計画(資料)作りに携わった誰もが責任をとるべき立場にいないはずだから、彼らは、極めて暢気に今の喜びと充実感に浸っていられる”
  • 話が一致する哀しさ - Tr,平居の月曜プリント

    札沼線で札幌に戻ると、私は駅近くのジンギスカン専門店で、若き友人Mさんファミリーと会った。Mさんは、1年あまり前から北海道で最も有名な大学、某H大学の先生をしている。生まれて間もない子供に初めて会い、一緒にジンギスカンをべ、その後はスイーツと、3時間あまり楽しくお話しをした。 とはいえ、今日ここに紹介するのは楽しくも感動的でもない、困ったお話である。 Mさんは、冒頭から学生を指導することについての悩みを語り始めた。3時間の間に語られた学生に関する話をつなぎ合わせると、おおよそ次のようになる。 「学生の勉強に対する意欲の低さに驚いている。そもそも、学問をしたいと思って大学に来ていない。卒業証書をもらって、いい会社に入りたい、そのためにはできるだけ手間をかけず、効率的に単位が取りたい、ということのようだ。勉強しない学生には単位を出さなければいいのは分かっているが、どれだけの学生を受け入れ、卒

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    nin1 2016/03/22
  • 推薦基準の「非行歴」 - Tr,平居の月曜プリント

    先日、過去の「非行歴」によって推薦入試への推薦を断られた生徒が自殺したことについて、一文を書いた(→こちら)。その際、推薦基準に「非行歴」を加えることの是非については、また別の議論が必要である旨、注記した。その後、新聞報道を見ていると、このことはいろいろな人が問題視していて、その多くは否定派だ。「非行歴」があっても、それによって立ち直れればいいのだから、過去にこだわって将来へ向けての芽を摘むようなことはすべきでない、という理屈である。 さて、この点について考察してみよう。 私も、基的には、過去がどうであれ、大切なのは現在だ、と考える人間である。人間というのは、多かれ少なかれ間違いを犯し、それで痛い目にあったり反省・後悔しながら賢くなっていくものなので、成長の糧とも言うべき過去の履歴が、将来へ向けての足を引っ張るというようなことは望ましくない。過去がどうであれ、今がいいならいいではないか、

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    nin1 2016/03/22
  • 運動部活動はどうあるべきか(1) - Tr,平居の月曜プリント

    昨日の続きなのだが、なにしろ話題が大きいので、即席で話を上手く整理する自信がない。草稿だと思って読んでもらえるといい。必要有りと感じれば、いずれ大改訂するかも知れない。なお、これ以前の私による最もまとまった部活動論は、こちらである。一読してみて欲しい。 さて、私がとても驚いたのは、『戦後と現在』が中学校を中心としつつ、中学高校の運動部活動を論じていたのに対して、『教育学入門』においては小学校からが考察の対象となっており、それらを考える上で必要な場合、大学の運動部にも言及が見られるという点だ。私は、小学校の「部活動」というものを知らない。うちの娘は、「クラブ」というものに行くことがあるが、学期に一度程度のことである。スポーツ少年団は、正に「過熱」だが、それを問題にしているのかどうか・・・?ともかく、小学校からが考察の対象となっているのである。『戦後と現在』を読んだ時には、部活動が中学・高校教

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    nin1 2016/02/15
  • 補助動詞は用言!? - Tr,平居の月曜プリント

    一昨日、宮城県の県立高校入試(前期選抜)というのが行われた。私が頭を抱えたのは、「国語」の第4問、問4である(昨日の新聞に問題と解答例は発表されているから、残念ながら内部告発とか、情報漏洩といったものではない。あまり期待せずに読んでいただきたい)。 次の文の中に、用言は全部でいくつありますか。正しいものを、あとのア〜エから一つ選び、記号で答えなさい。 「長いプラットホームには人気はなく、生きものといえばホームのいちばんはずれの砂利の山の上に、女の子が一人、すわっているだけだった。」(「赤毛のアン」モンゴメリ作 村岡 花子訳) ア 二つ  イ 三つ  ウ 四つ  エ 五つ 当初私は、「長い」「なく」「いえ」「すわ」で四つだ、答えは「ウ」だな、と思った。ところが、解答を見ると、答えは「エ」になっている。同僚である国語の教員に尋ねてみると、「いる」も用言(動詞)だから五つで、解答は間違っていない

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    nin1 2016/02/07
  • 南浜地区復興祈念公園迷走曲(1) - Tr,平居の月曜プリント

    20日の日曜日、私は朝から夜中まで「被災地の人」をしていた。具体的に言えば、10時〜12時南浜地区復興祈念公園(以下「公園」と略)予定地の現地調査、14時〜17時、「石巻地方で作る震災学習の協働事業体制」第1回コンファレンス出席、19時〜23時、公園計画検討協議会(以下「協議会」と略)の勉強会、という具合である。 実は、10月から私は、石巻市が設置した協議会のメンバーということになっている。以前にも何度か書いたことだが、我が家から南に一望する南浜町約40ヘクタールの土地には、震災前約4700人が暮らしていた。概ね海抜1m以下の低地で、震災時は6mの津波に襲われ、約500人の人が亡くなった(うち約150名は行方不明)。そこを国は、公園にするという計画を発表したのである。 その公園のあり方について考えるため、市は協議会を設置することにし、そのメンバーを公募した。私はそのことを知りつつ、公務員

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    nin1 2015/12/27
  • おめでとう朝市保育園!そして今日の朝日の記事 - Tr,平居の月曜プリント

    私もびっくり、朝市センター保育園のReadyforによる寄付金集めが、今日、目標の710万円を達成した。先週ここで紹介した時には「なかなか厳しいな」と思っていた。寄付金の伸びは1日10万円くらいだったのではなかったかと思う。ところが、この3〜4日、あれよあれよという間に100万円以上の寄付があり、期限を11日残して「目標達成」となった。驚きである。実にめでたい。これで自動的に認可が得られることになるのかどうかは知らないが、少なくとも相当程度「認可」に近づいたことは間違いないだろう。また、この運動を通して、多くの人々が保育行政の問題や朝市センター保育園の活動に目を見開いたことにも値打ちがあったな、と思う。おそらく、私の貢献度は限りなくゼロに近いが、それでも、もしもこのブログの記事を見たり私の話を聞いてカンパをしたり、情報の拡散に努めてくれた方などがいれば、私からも感謝します。 違う話。 今朝

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    nin1 2015/12/24
  • 「歳末助け合い」の代わりに・・・ - Tr,平居の月曜プリント

    昨年の春、仙台駅前にある「朝市センター保育園」について、3度ばかり駄文を書いて紹介した(→こちら)。国の制度変更に当たり仙台市が、近くにパチンコ屋があるという理由で、朝市センター保育園という実績と理念のある保育園への助成金を打ち切ろうとしている、これはケシカラン、というような話だ。幸いにして、多くの人々の協力で、大量の署名を集めて訴えたりした結果、パチンコ屋があるというだけの理由で助成金を打ち切ったりはしない、ということになったのだが、一難去ってまた一難。認可するためには1000万円の「保有金」というものがなければならない、と言い出した。詳細は、保育園のホームページを見ていただくのがいいのだが、なにしろ、そんなお金がなくても今まで成り立ってきた保育園である。私にはある種の言いがかりのようにしか見えない。零細な保育園にとって、1000万円は大金だ。それを、使う当てもないのに「保有」していなけ

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    nin1 2015/12/09
    “パチンコ屋があるというだけの理由で助成金を打ち切ったりはしない、ということになったのだが、一難去ってまた一難。認可するためには1000万円の「保有金」というものがなければならない、と言い出した。”
  • 結局、学者はダメだ・・・部活動再論 - Tr,平居の月曜プリント

    2回続けての感想を書く。中澤篤史『運動部活動の戦後と現在〜なぜスポーツは学校教育に結び付けられるのか』(青弓社、2014年)である。 私は部活動というものが、今の学校の「末転倒」を作り出している悪の元凶であると考えていて、そのことについては以前書いたことがある(→こちら)。そこに寄せられたコメントを見てもらえば分かるが、おそらく世の中に部活で苦しみ、悩み、恨んでいる教員は相当数に上るだろうと思う。コメントをくれた人以外でも、この記事を評価して声をかけてくれた人は多かった。仕事に不平を言うなんてもってのほか、と怒ってはいけない。教員がそのことに悩むのは、部活動は教員から際限なく時間を奪って私生活を破壊する上、学校とは何のための場所か?教員とは何をする人か?という理念との関係で、来すべきことをできなくしていると感じるからなのだ。 どこかの新聞(『朝日』だったか?)の書評でこのを見付け、

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  • 白内障の手術 - Tr,平居の月曜プリント

    昨日の記事と順番が逆になるが、今週は月曜日にお休みを取り、平成眼科という病院に行った。私が病気なのではない。老いた母親が白内障の手術をするというので、付き添いに行ったのである。 病院があまりにもきれいで感心した。思えば、一昨年、人間ドックで仙台オープン病院に行った時も同様の感想を持った。病院というのは元々静かな所だし、暖房はよく効いているし、さもない病気、いや、仮病でもいいから、1週間か10日くらい入院できればさぞかしいい気分だろうと、不埒なことを考えてしまう。 病院に行くと、手術はビデオモニターで見学できるので、希望者は申し出るように、みたいな貼り紙がしてあった。もちろん、私は「希望者」だ。 手術室の隣に、モニターを見るためのスペースがあって、小さなテレビが置いてある。「平居さん、始まりますよー」という声がかかると、画面に母のものと思しき目玉(←「眼球」よりイメージが合う)が大写しになっ

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