山西義政さんは、太平洋戦争中世界最大の潜水艦だった「伊400」に乗り組んでいました。この潜水艦は日本の造船技術を注ぎ込んで建造された「潜水空母」で、普通の潜水艦の倍の艦体に3機の飛行機を格納し、そっと敵に近づいて爆撃することが主な任務とされていました。 しかし、戦争末期に完成したこの潜水艦が出撃した頃、すでに日本が敗勢に向かっており当初の任務とされたパナマ運河攻撃は中止になりました。そして米艦隊の拠点「ウルシー環礁」の攻撃に向かったところで終戦、拿捕されました。 山西さんに、海兵団入団から空母飛鷹を経て「伊400」での体験を伺いました。また、母親を原爆で亡くしたあと、戦後の混乱期に、闇市で干し柿を並べて売るという商売からどのようにして西日本有数のスーパーチェーンを築いたのかなどのお話もしていただきました。 制作:Yahoo!ニュース