1日午後8時15分ごろ、横浜市磯子区の「シーサイドライン」の新杉田駅で、車両が逆走し、車止めにぶつかった。横浜市消防局によると、21人が負傷し、そのうち2人が重傷を負った。県警が事故原因を調べている。新杉田-金沢八景の全線で運転を見合わせている。 運営会社の横浜シーサイドラインによると、事故車両は新杉田発並木中央行きで、5両編成。運転士のいない完全自動運転で、進行方向と反対に走りだして止まったという。約50人が乗車していたとみられる。コントロール室は並木中央駅の本社にあった。 事故車両の2両目に乗っていた会社員の青木健一さん(46)は、衝突の衝撃で車内のポールに手足をぶつけた。「発車から5秒後に事故があった。ドンという大きな音がして持っていた牛乳が飛んだ。顔から血を流している乗客や泣き叫ぶ子どもがいた」と振り返った。衝突から約5分後に先頭車両から避難できるとアナウンスがあり、他の乗客ととも