☆゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・ 彼方(かなた)からの旅人マホロア 後編 ☆゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・ 船の中は、やわらかな光に満たされていた。 外観(がいかん)は激しく損傷(そんしょう)しているが、内部には大きなダメージはなかったらしい。墜落(ついらく)の衝撃(しょうげき)で、いくつかの物が散らかっている程度で、床や天井(てんじょう)には傷一つない。 巨大なスクリーンの前に、何者かが倒れていた。 青いフードを深くかぶった、小柄(こがら)な生き物だ。ぴくりとも動かず、目を閉じている。意識を失っているようだ。 デデデ大王が、進み出た。 「船の乗員か。すぐに手当を!」 「うん!」 カービィがうなずき、バンダナワドルディも走り寄った。 ただ一人、メタナイトだけは、スクリーンに映し出されたふしぎな記号をじっと見つめていた。 低いつぶやきがもれる。 「これは…