2001年のニューヨークで起こった911テロ、そして2011年の東日本大震災に伴う福島第一原発の事故。このふたつを見ていると、国家的なパニックを引き起こすほどの大事件が起こった際、国民が平静を取り戻すまでには、最低でも3年くらいはかかるんじゃないかと思えます。 911が起こった 2か月後の11月、仕事でニューヨークやボストンなど、米国の主要都市を訪れた私は、その異様な風景に衝撃を受けました。テロ跡地であるグランドゼロの惨状に、ではありません。 道行く車の多くがアメリカ国旗を掲げ、テレビが一日中、あからさまに特定の宗教や地域をターゲットにして、報復機運を盛り上げる“煽り口調”のニュースを流し、 セキュリティや荷物検査が格段に厳しくなった空港では、国籍に関わらず(=アメリカ国民であっても)“アラブ諷”の名前や風貌の人たちだけが、1時間近くも荷物を調べられるなど、ひときわ長く拘束されているのを見
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