インディーズゲームの小部屋:Room#256「To the Moon」 編集部:ginger 現在放映中のとあるアニメを見ていると,主人公一行よりも,あまりに不憫なライバルキャラの境遇に深く同情してしまう筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第256回は,Freebird Gamesの「To the Moon」を紹介する。本作は,ある老人の人生最後の願いを叶えるために,不思議な装置を使って,その老人の記憶の世界を探索していくアドベンチャーゲームだ。エレク様,頑張れ,超頑張れ! 本作の舞台となるのは,人生の最後に思い残すことなく死を迎えさせてあげるために,特別な装置を使って現実とは異なる思い出を人工的に作り出せる近未来の世界。その装置を用いて依頼主の記憶を少しずつ遡り,記憶の奥深くに思い残した願いを設定すると,その人が叶えたかった願いへと向かう架空の人生が意識の中で再生されるのだ。
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