さて、どんなふうに距離を取っていくかというと、闇雲に冷たい態度をとるのはおすすめしません。そこで、「自分は鈍感で、あなたが話している意味がよくわかりません」 と言うのです。つまり、MSMの発言が高尚であって、自分にはわからないように振る舞うのです。 MSMも話していることが伝わらないとなれば、おもしろくなくなり心の距離を置く可能性があります。 仮にMSMの発言に敏感に反応すると、それが嬉しくて離れてくれません。それどころか、さらに発言を繰り返す、厄介な状態が続く可能性があります。(55ページより) 人は発言する場合、相手の反応に期待するものです。 そのため、相手から「この人には言いやすい」「この人は応えてくれる」と思われると、ターゲットになりやすいと著者は言うのです。 たとえば、自分が経理部に所属していたとしましょう。 そして、他部署のある人物が「総務部の後輩が、君のことを『計算ミスが多い