あらまし 1983年に超流通が森によって発明されてから今日に至るまでの研究の概要を示す。 また,ディジタル情報の円滑な流通を実現し, ソフトウェアの量産と部品化・再利用を促進するためには 超流通の実現が不可欠であることを解説する。 物々交換および貨幣経済への移行が人類にとって 必然だったのと同じ意味で,超流通社会が必然であることを示す。 本論文は,情報処理学会「超編集・超流通・超管理のアーキテクチャ シンポジウム (2/17-18/95)」で発表された論文に加筆・修正したものである。 同シンポジウム発表論文は, 平成6年度情報処理学会山下記念研究賞を授賞した。 もくじ 1. 超流通 1.1 超流通とは? 1.2 超流通と「超流通ラベル」 2. 超流通の歴史 2.1 超流通の誕生 2.2 超流通の進化 3. 超流通はなぜこれまで実現されなかったのか 3.1 マイコン革命とソフトウェア 3.2