2009年08月06日 「昭和妻」は3度破綻する 住宅、教育費、そして結婚に破れる 昭和妻は3度破綻する 高度成長期の遺産は生き続ける 高度経済成長期に生まれた「昭和妻」。 バブルが崩壊し、世界同時不況になろうと、 その価値観は岩盤のごとく揺るがない。 いまや20代にも伝播する強固なDNA。 見てみぬふりをしていた夫たちからの反乱。 編集部 山下 努(やました つとむ) ついに手に入れたわが家、のはずだった。駅から遠いが、4LDKの100平方メートル超。ささやかだが、庭もある。 だが内心、「大変なことになったぞ」と思った。 東京・練馬に住むイサオさん(35)はこの7月、妻(38)の願いを聞き入れて、一戸建ての住宅を買った。昨年次女が誕生。妻に妊娠中から、2人目ができたら、いまの賃貸マンションでは狭くなるから戸建てが欲しい!」と言われ続けた。 上の娘のお稽古事(けいこごと)の送り迎えの合間を