雑文に関するniolのブックマーク (5)

  • 拝啓、阿佐田哲也様 | 雀のお宿

    今は亡き雀聖、阿佐田哲也へのファンレター。天国でも居眠りしながら囲んでいるのでしょうか。リーパイせずにロンしているのでしょうか…。 1998-12-03 公開 月日の流れは当に早いものです。あなたがこの世を去って十年以上が経ちました。 今年はあなたの没後十周年を祈念していくつかのイベントが催されましたが、その主催者や参加者の顔ぶれを見るにつけあなたの功績にあらためて思いを深くする今日この頃です。 あなたは神様になってしまったそうですが、参拝する人々は途絶えてませんでしょうか。お賽銭は順調にアガっていますでしょうか。一度も参ったことがないくせにそんなドーデモイイことを心配しているアタキは、あなたのファンであり信奉者の一人です。 とある麻雀大会の成績表、壁に張り付ける為の大きな成績表の一部分にあなたのシブイ顔写真をモノクロでアレンジしたのですが、参加者の一人から「誰だ、このオッサン」という声

    拝啓、阿佐田哲也様 | 雀のお宿
  • メンバー独りで | 雀のお宿

    小さな雀荘で働くメンバーの目に映るある一日の風景。店に入り清掃、牌磨き、備品チェックから卓を立て、フロアー業務をこなし、代走に入り、夜は深まってゆく…。 1999-07-16 公開 店に着く。 鍵を開ける。 薄暗い部屋。湿った空気。 カーテンを開き、窓を開ける。換気扇を廻す。 有線放送のスイッチを入れる。 奥のゴミ箱からゴミを集め、袋に入れる。 誰かが空き缶を一緒にしている。それを別にしてゴミ袋を外に出す。 使用済みのおしぼりのバケツを裏のドアの方の勝手口に出す。 新しいおしぼりを専用ポットと冷蔵庫にそれぞれ入れる。 店内を軽く掃除。 奥のセット卓の方で、鉛筆が落ちてた。 洗面所に入って用をたす。洗浄液を撒いておく。 トイレットペーパー、OK。使い捨て歯ブラシ、OK。芳香剤、少なめ。 待ち席の雑誌を並べる。昨日の新聞をたたんで片付ける。 椅子とサイドテーブルの吹上げ。一緒に灰皿をチェック。

    メンバー独りで | 雀のお宿
  • ドキッ! 文豪だらけのリレーラブコメ

  • ネパールでござーる<またかい

    ネパールという国のかたち ようやく非常事態宣言を解除したネパールだが、国内情勢はまだまだ混迷を続けている。王室、民主派勢力、革命勢力の三つ巴のだれが政権を握るのか、そしてだれが国民を幸せにするのか。まったくわからない。これを他人事だと思うなかれ。ネパールという国の歴史を見ていくと、ひょっとしたら日がネパールのように、ネパールが日のようになっていたかもしれない、と思うことがあるのだ。 ネパールという国を説明してみよう。 まず地理的には、北のヒマラヤ山脈、南のマハバラータ山脈によって隔離された山国である。まわりを海によって隔離された日とは、山と海との違いはあるが、隔離という点で通じるものがある。 地政学的には、山脈をへだてて北の中国、南のインドという超大国にはさまれた小国である。これも海をへだててアメリカ中国にはさまれた日という小国に通じるものがある。これら大国にはさまれた小国が独立

  • 光秀ギャグ

    光秀と信長 能寺の変に至る直前、明智光秀は連歌の会を催した。そのとき、 時は今 天が下しる五月かな と詠み、天下取りへの意志を表明した、と言われている。 しかし光秀は、気で天下を取る気だったのだろうか。いやそもそも、この句はほんとうに天下を取る気で詠んだのだろうか。ひょっとしたら冗談ではなかったのだろうか。ギャグではあるまいか。 文学史上に残るような歌人の主宰したものはともかく、むかしの普通の連歌には、たいがい笑わせ役がいたのだそうだ。 連歌というのはご存知の通り、和歌の上の句、五七五を最初の人が詠む。すると次の人がそれに合う七七を詠み、さらに次の人が七七に合う五七五を詠み、そして次の人が……という具合に続けていく。だいたい百首の切りのいいところで終わったらしい。百首も読むのだから、朝からはじめて夕方までかかったという。 もともと文学の一ジャンルとして始まったものだが、室町から戦国時代

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