1日を始める前に押さえておきたい世界のニュースを毎朝お届け。ブルームバーグのニュースレターへの登録はこちら。 新型コロナウイルスのオミクロン変異株の震源地となっている南アフリカ共和国の主要医療施設の初期データでは、感染者数が急増したものの比較的軽症で、入院者数の急増は見られなかった。バイデン米大統領の首席医療顧問を務める米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のファウチ所長は同変異株について、「これまでのところ、重症度はそれほど高くないようだ」と指摘した。ただ、結論を下すのは時期尚早だとも述べた。 ファウチ氏は5日、CNNの番組「ステート・オブ・ザ・ユニオン」で、南アの初期データには「やや勇気付けられる」と発言。慎重に判断する必要があるが、既存のワクチンはオミクロン株に対し、「かなりの予防効果」をもたらす可能性があると述べた。 オミクロン株は少なくとも米国の17州で確認されているが、ファ