日本では金利の上昇と生活費の高騰を受け、借金を重ねて自己破産に追い込まれる人がますます増えている。特に若者が抱える負債額の増額は深刻だ。借金苦で自殺者も増える日本について、米メディアがその理由を深掘りする。 借金に苦しむ日本人 日本では、消費者ローンの負債残高がここ16年間でもっとも早いペースで増えている。世帯の負債は2023年に初めて収入を上回った。政府関係者は、超低金利に慣れた多くの人が多額のローンを抱えて苦慮するのではないかと危惧している。 日本だけが負債拡大の問題に悩んでいるわけではないとはいえ、平均賃金はG7で最低だ。それに、日銀が借入コストを引き上げる一方で、ほかの金融機関は引き下げている。 弁護士の試算よると、個人の破産件数はすでにコロナ禍以降で最高に達し、2024年は2012年以降で最高となる見込みだ。さらに悲惨なことに、多額債務が原因の自殺者数も増加している。
