今日、トム・ヨークに手紙を出した。読んでくれるといいのだが。 発端は、P-navi infoに掲載された「拝啓 村上春樹さま──エルサレム賞の受賞について」という記事(公開書簡)である。その少し前、僕も新聞の片隅で村上氏のエルサレム賞受賞のニュースを読んで、気にはなっていた。「受けるのかな──表立って政治批判めいたことをするのを嫌う人らしいから、賞は賞でありがたく受けるんだろうな」という考えが浮かんで、漠然と「ヤな感じ」を抱きつつ。 だけど、P-naviの記事を読み、何とかこれを村上氏に読んでもらえないかと思案するビーさんの様子を見て、そうだよな、日本人として、「どーせムラカミなんて・・・」などとやり過ごしてしまうのは悔しいよな、という気持ちが強くなってきた。 そこで、ふと思い出したのが、イギリスのロック・バンド、レディオヘッドの中心人物トム・ヨークと、村上氏との関係である。 トム・ヨーク