この夏のコミケでゼノフィリアのぜのさんが出されるゆらぎ本『SPiN/ON』にゲスト原稿を書かせていただきました。二ページの小説です。 誌名:「SPiN/ON」 24ページ300円予定。 コミックマーケット72 19日(日)東ル43a 「黒少女」さんに委託させて頂きます。 サークル「黒少女」さんのサイト→as といった仕様。詳細はぜのさんの日記をご覧ください。
![ゆらぎの神話本出ます - 魔王14歳の幸福な電波](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/72f4b56c8cf7f2ef6a4ac96718f42dc165abd079/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.d.st-hatena.com%2Fdiary%2FErlkonig%2F2007-08-07.jpg)
うわーお腹いっぱい。小説の共感作用は「同じ立場にある人をどれだけ強く共感させられるか」と「立場の異なるどれだけ多くの人をお話に入り込ませて共感させられるか」という二つの観点で語ることができると思いますけれど、本作は大きく前者に寄った作品だと思います。徹底して他人に理解を求めない作り。何年か前ならすごく共感できたと思うんですけれど、『ネコソギラジカル』や『ひぐらしのなく頃に』を読んだ今となっては少し距離を置いて眺めてしまいます。 谷川流さんの『絶望系』と同様、アレ気な要素を詰め込みまくった*1本作ですけれど、そのことに作者さんがどこまで自覚的だったのかは分かりません。もともと売り物にするつもりはなかったとのことなので、ある程度の恣意はあっただろうとは思いますけど。あからさまな引用それ自体よりも、その使い方のヒネリのなさや必然性のなさが引っかかりましたけど、完全な趣味として書かれたものなのだと
海燕さんのちょっと前の記事のコメント欄でひぐらしについてこういう話が。 kaien 『伝え聞く噂から総合的に判断すると、たぶんミステリとしてはダメダメなのでしょう。「正解率1%」とかは、若気のいたりだったのだと思います。』 これまでに読んだミステリーの八割がメフィスト賞な私がミステリーについて語るのはおこがましいかもしれませんけど、ひぐらしのミステリー的性質は伊坂幸太郎さんや恩田陸さんのそれに近いものだと思っています。最後のオチの部分がセンセーショナルだったもんですから何かえらい言われようをされてますけど、全体的に見ればそこまで無茶苦茶やってるとも思えません。事件の規模の大小はともかく、米澤穂信さんの作品の最初の方に出てくる小ネタと似たようなものでしょう。大オチの見た目の派手さに釣られて流水大説なんかと並べて語るのはあんまりです。 ひぐらしが決定的に致命的だったのは、これが本格推理作品であ
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