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ブックマーク / ima-inat.hatenadiary.org (4)

  • '14読書日記11 『道徳哲学講義』アドルノ - Hello, How Low?

    道徳哲学講義 作者: T.W.アドルノ,Theodor W. Adorno,船戸満之出版社/メーカー: 作品社発売日: 2006/08/01メディア: 単行購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (12件) を見る三つのヘーゲル研究 (ちくま学芸文庫) 作者: テオドール・W.アドルノ,Theodor W. Adorno,渡辺祐邦出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/03/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (12件) を見る『三つのヘーゲル研究』が非常に良かったので、アドルノがカントの道徳哲学を講義した『道徳哲学講義』も読んでみた。結論として、非常に良いカント入門書――というかひとわたり入門書を読み終えた人が最後に読むべき入門書――となっていると思う。『啓蒙の弁証法』から入ってアドルノの晦渋さにうんざりした後にこの講義を読めば、

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  • カント「啓蒙とは何か」Was ist Aufklaerungについての覚書 - Hello, How Low?

    啓蒙とは何か 他四篇 (岩波文庫 青625-2) 作者: カント,篠田英雄出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1974/06/17メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 44回この商品を含むブログ (30件) を見る永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編 (光文社古典新訳文庫) 作者: カント,中山元出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/09/07メディア: 文庫購入: 19人 クリック: 104回この商品を含むブログ (101件) を見るフーコーの「啓蒙とは何か」についての論文を読むことになったので、とりあえず家カントの方を再読しようと思い立ち、読んでいたのですが。これがかなり面白い。というか、中々どうやら不穏なことを言っている気がする。最近はフーコーの博士論文(の副論文)であった『カントの人間学』を読んで訳わからねーとか思ってたりもしたんやけれど、カント自身の「啓蒙につい

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  • ネット社会をサバイブするアイドル・プラットフォーム - Hello, How Low?

    友達のメイヤン(@nhokuto)の論文「ネット社会をサバイブするアイドル・プラットフォーム」(なんかもうちょっとタイトルどうにかならんかったんかw)を読んだ。3万字を超える大力作で、しかも冗長なところがなく理論的な緊張感に満ちた論文。 情報通信技術(主にインターネット)の進歩によってアイドルを巡る状況が被った変化を整理し、そこからあぶり出されてくるアイドルとファンの関係、あるいはアイドルを愛するということを原理的に考察しており、読後の昂奮には大きなものがあった*1。 インターネットはアイドルにもその身振りに大きな変容を強いることになる。今や大多数のアイドルはブログを書き、twitterをし、google+に参加している。アイドルテレビメディアに出演しながら、同時にインターネットメディアにも現れる。前者の姿が「表の顔」だとすれば、後者は「裏の顔」を、つまりプライベートな日常を露わにしてい

    ネット社会をサバイブするアイドル・プラットフォーム - Hello, How Low?
    nisemono_san
    nisemono_san 2012/05/25
    これがもっと先に公開されていれば……!!あんな悲劇には……!!
  • 09読書日記75冊目 『〈私たち〉の場所』ベンジャミン・バーバー - Hello, How Low?

    “私たち”の場所―消費社会から市民社会をとりもどす 作者: ベンジャミン・R.バーバー,Benjamin R. Barber,山口晃出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会発売日: 2007/08/01メディア: 単行購入: 5人 クリック: 63回この商品を含むブログ (23件) を見るベンジャミン・バーバーを有名にしたのは『ジ・ハード対マックワールド』であるが、書は市民的共和主義によるユートピア宣言を高らかに謳っている。共和主義版『共産党宣言』みたいなのかなあ。けども、亡霊は徘徊してはいない。もっとシニカルな見方をとっている。 書は、市場と政府の間に築かれねばならない第三の領域「市民社会」の復興を、〈労働〉後の社会に位置づけている。バーバーは市場(民間)と政府という基的な二軸のほかに、市民社会の類型としてリバタリアンとコミュニタリアンという二軸をも分析に加える。しかし、市民社会に

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