はじめに 「百発百中の砲一門は百発一中の砲百門に勝る」という東郷平八郎のものとされる発言があります。 発言の真偽や是非、ましてや東郷や旧日本海軍について何か述べようという訳ではありません。確率論的にどんな感じになるのかを考えてみようという試みです。 参考リンク AXION's Physical Laboratory -Analysis(No.001) contents page- スポンサーリンク 理論的な解析 問題設定 百発百中の砲一門と百発一中の砲百門が向かい合い、どちらかが全滅するまで同じ発射速度で撃ち合います。 私が一門の側の砲手なら即逃げる 百発百中の砲一門の側が圧倒的不利であることの直感的な説明は、以下の通りです。 簡単のためにターン制のゲームとして捉えます。1ターン目で、百発百中の砲は相手の砲を1減らします。一方、百発一中の砲百門の側は期待値は1門撃破。つまり運が悪ければ百発