今はなくなってしまった「スポーツナビブログ」でダンドツの人気をほこり、文春オンラインの「文春野球コラムペナントレース」では2017年ではセ・リーグの人気1位となり、2018年もダントツの1位を走る人気スポーツライターとなった、「プロ野球死亡遊戯」こと、中溝さん。 僕はあまりブロガーのコラムは(サッカーに限らず)読まないのですが、「プロ野球死亡遊戯」は毎回更新を楽しみにしてました。 本書「プロ野球死亡遊戯」は、ブログ、Webメディアなどに掲載された、著者のコラムを1冊にまとめた書籍です。音楽に例えるなら、「ベスト盤」と言ってもよい作品です。 僕は、著者の文章の特徴は主に3点あると思ってます。 プロ野球選手も一人の人間である1つ目は、「プロ野球選手も一人の人間である」ということを、2010年代の文体で書いたことです。 これまでも、山際淳司さん、永谷修さんなど、プロ野球選手の人間像を描いてきた作
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