2014年ブラジルで行われた、サッカーのワールドカップで優勝したドイツ代表に、フィリップ・ラームという選手がいました。ドイツ代表でもバイエルン・ミュンヘンでもキャプテンを務め、ブンデスリーガの優勝9回、2012-13年シーズンでUEFAチャンピオンズリーグの優勝も経験した名選手です。 ラームの体格は170cm、66kg。180cm以上の選手が多くなってきたサッカー選手の体格と比較しても、決して大柄ではありません。しかし、「蹴る」「止める」という動きの精度の高さ、「運ぶ」動きのスピードの早さ、そして、ファウルせずにボールを奪う技術の高さを武器に、体格の大きな選手を手玉にとりつづけました。 ラームはどのポジションでも素晴らしいプレーが出来る頭の良い選手でもありました。左右のDF、中央のMFといった、様々なポジションで質の高いプレーを披露し、どの監督にも重宝された選手でした。 現在、バイエルン・