「僕はクビになった翌日から毎日練習しています。まだ体も動くし、やれると思っています。NPBの球団に入るのがベストですが、独立リーグや社会人からのお誘いがあれば、話を聞いてみたい。ただ、家族がいるので、ダメなら就職するつもりです」 杉山に一番の思い出を聞いた。 「今年ですね。結果を残しても、上に呼ばれず、歯がゆかったし、悔しかった。チーム事情でサードも守りましたが、どんどんキャッチャーの出場機会が減りました。『あれ?どうしてだ?』と不安や不信になる時期もありました。でも、ふと8月上旬に『今の自分は後輩からどう映っているんだろう』と思うようになったんです。そこからですね。もう1度自ら動いて、大きな声を出して、必死になったのは。色々な心境で野球をした今年が一番印象に残っています」