昨季は初の2軍落ち、今季は試合中に名古屋に帰されたことも 良くも悪くも自由な秋に、“予感”を抱いた。中日での6年目のシーズンを終え、秋季練習は全体練習に入らず調整を一任された。「フリーという話で。あるなぁという感じはありました」。頭をよぎるトレード。京田陽太内野手は、心の準備を整える。その瞬間は、すぐにやってきた。
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「僕にできることがあるとすれば、諒の分まで、明日を一生懸命に生きていくこと」 「いける。はめた瞬間、すぐに思いました。絶対に大丈夫だって」 4時間49分におよぶ雨中の乱打戦は、延長10回の末に勝利で終えた。二遊間は組めなくても、一緒にショートを守った。「今年は、諒と一緒に戦いたい」。打席に入る際の登場曲も、中井さんが好きだった湘南乃風の「親友よ」を選んだ。 開幕戦の翌日、1通のメッセージが届いた。送り主は中井さんの母。感謝の言葉とともに、こんな言葉が添えられていた。 「諒が保育園の卒園式の時も、大事な試合の時も、亡くなった時も、大嵐のような天気でした」 開幕戦の神宮も、いつまでも雨が降り続いていた。土砂降りにならずに何とか持ちこたえたのは、中井さんの計らいだったのだろうか。分厚い雲に覆われた夜空を見上げ、京田は誓う。 「もう諒には、明日という日はやってこない。僕にできることがあるとすれば、
しかし、室内練習場からは乾いた打球音が聞こえてくる。中に入ると、10月1日に中日から戦力外通告を受けた杉山翔大が投げる球を近藤弘基が打っていた。ともに11月12日に舞洲で開催される12球団合同トライアウトを受ける。 「チームの練習がある日は7時から9時、休みの日は10時から正午まで。迷惑はかけられないので、みんながいない時間に練習しています」 杉山が汗をぬぐった。通算207試合。2割1分3厘。6本塁打。45打点。2016年には104試合に出場し、正捕手争いから一歩抜け出しかに見えたが、去年と今年は1軍昇格なし。中日在籍7年。28歳。妻の春香さんと暮らしている。 「僕はクビになった翌日から毎日練習しています。まだ体も動くし、やれると思っています。NPBの球団に入るのがベストですが、独立リーグや社会人からのお誘いがあれば、話を聞いてみたい。ただ、家族がいるので、ダメなら就職するつもりです」 杉
野本氏が語るスカウト業「スピードガン、ストップウォッチ、ビデオカメラ、スコアブックの4つが必需品」 「スピードガン、ストップウォッチ、ビデオカメラ、スコアブックの4つが必需品。まずは球団の基準と照らし合わせて、注目選手に点数をつけるところから始まります」 例えば、投手なら球速やクイックのタイム、野手なら1塁到達タイム、捕手なら2塁送球タイムなど各項目で点数が細かく設定されているが、それだけではない。 「伸びしろ、雰囲気、センスなどスカウトの意見を記入する欄もあります。数字は他球団もほぼ同じになりますから、特色が出るのはこの部分ですね」 ここにも野本スカウトには流儀がある。 「良い時と悪い時を把握すること。確かにドラフトにかかる年の状態は重要ですが、本来の能力は高いのに、調子が落ちたまま秋を迎える選手もいるはずです。その理由を聞かれた時に明確に答えられるように準備しています」 したがって、同
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