投資先ベンチャーの取締役会での雑考午後から投資先ベンチャー企業の取締役会へ。2007年業績の着地点に関する議論を進めて行く中で、プロジェクタに映し出された各々確度が高い見込み客群への販売Pipelineの長いリストを眺めながら、昔はこういうSales Pipeline1本1本の成立確度がこの会社の命運を大きく左右していたことを思い出す。 ほんの数年前のこの企業の取締役会では、毎回Cash Flowと個別見込み客群への製品販売交渉状況を並べて睨めっこしていた。その後会社の成長が軌道に乗り、直近のCashの心配をしなくなって久しく、今は次の成長戦略を選択することが話題の中心となっている。社員数が20人から30人、50人、100人、150人と増え、会社の成長Stageが進むに連れ、社外取締役としても見るべき情報の抽象度が次第に上がって行く。ベンチャー企業の成長は速い。経営陣と社外取締役間のあるべき距離感も急速に変化して行く。 現
