“2Gのような通信環境”でUberがぶつかった壁多くの配車アプリを開くとメインのインターフェースに地図が表示される。ユーザーは地図上で現在地や行き先までの経路を設定したり、小さな車のアイコンでドライバーがいつ到着するのかを確認したりする。 おなじみのインターフェースは2010年のサンフランシスコでUberが生み出した。GPSもインターネットも問題なく機能し、格子状に敷かれた道路を、高性能のスマートフォン片手に人々が闊歩する。サンフランシスコにとって最適なインターフェースだったといえる。 しかし、地球上にはそうでない場所が沢山ある。Uberのデザインチームは、東南アジアやラテンアメリカ、中東へ進出する過程で壁にぶつかった。(現在、Uberは63ヶ国、600の都市で運営されている)Uber IndiaのプロダクトリーダーShirish Andhare氏は次のように振り返る。 「初代のアプリを開