さて、今回のニュースは昨年11月に続いての深海魚出現のお知らせです。先日1月21日(日)、淡島近くの港で変わった形の巨大な魚がいるとの連絡があり、そこで巨大な「ラブカ」を保護しました。 ラブカとはカグラザメ目ラブカ科の魚で、サメの仲間です。ラブカは全世界の海洋に局所的に分布が見られるサメですが、通常想像されるサメとは違った点があります。 歯はフォークのような形、鰓孔が6対(通常のサメの仲間は5対)、背鰭は1つで体は細長いなどの特徴があり、これは古生代に生きたサメの祖先によく似ているのでシーラカンスと同様に「生きた化石」などと呼ばれています。 淡島ではここ10年間で2度目の保護となります。今回保護したラブカは全長160cm、体重7.5kgのメスでした。生きたまま保護できたため、数時間の間は海の中を泳いでおり、当館では初めて泳いでいるラブカの姿を映像に収めることに成功しました。 ラブカは