KubeCon EU 2021というイベントが先日行われ、その基調講演の中でRed Hatの人によるThe Hybrid Control Plane という短いセッションがあった。 内容をかいつまんで紹介すれば、①Kubernetesのコンテナ管理機能をコンテナに限らず汎用的に使えるように拡張したら、②リソースやクラスタの管理で生じる問題が解決できるのではないか?という問いかけだ。 ①Kubernetesのコンテナ管理機能とは、マニフェストファイルによる宣言的な設定や、状況に応じて自動的にコンテナが再配置されるリコンサイルループによる自動調整機能だ。説明はKubernetesがいかに自動化の考え方を変えたか?という記事が詳しい。 ②リソースやクラスタの管理で生じる問題とは、マルチテナントやマルチクラウドを考えると分かりやすい。複数の動作環境、複数のチームを横断的に監視、管理するための組織が