2017年9月5日のブックマーク (1件)

  • ハガキ職人から放送作家、そして廃業へ。4|放送作家 細田哲也

    【放送作家1年目(22歳) 2002年 】 そんな僕の性根を叩き直そうとしてくれたのがディレクターのCさんです。この人は30代前半で、ラジオ局員には珍しくノリが軽く(今でいうチャラい)、女にモテそうで、いい車に乗ってそうな遊び人風の人でした。噂によれば、ある大企業の社長の隠し子で、学生時代は渋谷のチーマーに属し、あのZeebraさんともツーカーの仲だとか。事実はどうあれ、当にそうであってもおかしくないと思える、魅力的な人でした。 のちにCさんは制作部から営業部に異動になると「ラジオを作れないならいいや」と言って、あっさりと某大手広告代理店に転職してしまいます。未だにCさんの正体は謎のままです。 Cさんにはとにかく無茶振りをされ続けました。深夜1時過ぎ、放送終わりのスタジオに閉じ込められ、いきなり即興の擬似ラジオ番組をやらされたこともあります。当然ながら、経験もトーク力もない僕が何をしゃべ

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