複合索引(コンポジット索引)をさらに有効利用する 前ページの図4で示された複合索引を使用した実行計画から、すべての索引ブロックに1つずつアクセスする全索引スキャン(INDEX FULL SCAN)が実行されていることが確認できました。表データへのアクセスを排除することで大きくパフォーマンスを改善できましたが、このようにすべての索引ブロックを読み込む必要がある場合には、さらに高速全索引スキャン(INDEX FAST FULL SCAN)を使用することで、複数の索引ブロックをパラレル処理にて読み込むことにより、よりパフォーマンスを向上できる可能性があります。 ただし、複数の索引ブロックをまとめて読み込むため、取り出されたデータの順番が保証されません。高速全索引スキャンでアクセスした場合、その後にソート処理が必要となる点に注意が必要です。 それぞれの特徴をまとめると表1になります。 全索引スキャ