過去100万年の間、陸地を覆う氷(氷床)が拡大した寒冷な氷河期が約10万年の周期で繰り返しているのは、氷床の重さで下の地盤がゆっくりと上下するためだと、阿部彩子東京大准教授らの研究チームが、氷床分布を計算するモデルを使って突き止めた。 10万年周期の原因は、地球の公転軌道の変化などに伴う日射量の変化と関係があるとされてきたが、それだけでは説明できず、長年の謎だった。地球温暖化の予測にも役立つ成果という。 氷床が大きくなると、下の地盤は重みによって数千年遅れて沈み始める一方、融解した後には隆起する性質があり、上下動は約1000メートルにも達する。地盤が沈めば、氷床表面の高度が気温の温かい位置に下がって解けやすくなるなど、上下動は氷床の形成に影響を及ぼす。 チームは、こうした効果や日照量の変化、二酸化炭素による温室効果を盛り込んだ計算モデルを作り、北半球の氷床の分布を過去40万年にわたって再現
現在の気候条件では70〜100年に1回程度しか本州沿岸に接近しない最大風速54メートル超の最強クラスの台風が、今世紀末には10〜20年に1回程度接近する可能性があることが、気象庁気象研究所と海洋研究開発機構の共同研究チームによるシミュレーションで分かった。地球温暖化の影響で、中心気圧が850ヘクトパスカルを下回る史上最強の台風が発生する恐れもあるという。 気象庁は最大風速33メートル以上を「強い」、44メートル以上を「非常に強い」、54メートル以上を「猛烈な」台風と分類。研究チームはスーパーコンピューター「地球シミュレータ」で、2075〜99年の台風の発生状況などを予測した。 その結果、平均気温は日本付近で2〜3度上昇。上層の大気も暖かくなり対流が弱まることで、台風の発生個数は現在より2割程度少ない年間20個弱となった。しかし、強度は増す傾向が表れ、最強クラスの台風が10〜20年に1回程度
論文の紹介: 統計的ダウンスケーリング手法により構築された気候シナリオを用いるためのガイドライン Guidelines for Use of Climate Scenarios Developed from Statistical Downscaling Methods. RL Wilby et al. (Aug. 2004) ( http://www.ipcc-data.org/guidelines/dgm_no2_v1_09_2004.pdf ) 農業環境技術研究所の重要な研究目標の1つは、温暖化など地球環境の変動と農業生態系との相互作用を解明し、その管理技術を開発することである。重要研究課題を推進するため研究所内に設置されたリサーチプロジェクト(RP)の1つである 作物生産変動要因RP では、地球温暖化が水田生態系に及ぼす複合的な影響の解析、日本や東アジアにおける将来のコメ収量の変動
異常気象リスクマップとは はじめに 対象とする現象について 用いた観測データについて 大雨のリスクマップ 「30年に1回の大雨」「100年に1回の大雨」(確率降水量) 確率降水量とは 確率降水量の推定方法 「100年に1回の大雨」は何mmくらい? 「30年に1回の大雨」は何mmくらい? 日降水量100mm以上の大雨は年に何日降っている? 大雨が増えている 極端な多雨・少雨の年が増えている 少雨のリスクマップ 「10年に1回の少雨」は何mm? 参考 異常気象リスクマップのデータ 確率降水量に関するQ&A *以下は、日降水量の確率降水量を例に解説していますが、 24時間降水量についても同様の方法で推定しています。 確率降水量・再現期間は、 観測値をもとに、確率分布を当てはめて推定しています。 また、確率分布は、5種類の中から、観測値と良く合っていて、 計算結果が安定しているものを、地点ごと
一般財団法人日本気象協会は7日、今回の台風12号の大雨を踏まえ、「総雨量2000mmの大雨が『想定外』の事象とはいえない時代に入ったと考えている」とのコメントを発表した。 台風12号は、紀伊半島南部に総雨量2000mmを超える記録的な大雨をもたらし、大雨に強いとされてきた紀伊半島においても、広範囲にわたり大規模な土砂災害が発生した。アメダス観測地点の72時間雨量をみると、奈良県上北山村で1652.5mmとアメダス観測史上1位の記録を更新し、さらに上位5位のうち2位と5位の記録も、今回の台風12号の大雨により更新されている。 これを受け、日本気象協会は、「総雨量2000mmは記録的な大雨ではあるが、『想定外』であったとはいえない。台風による大雨の条件には、台風の進行速度と海面水温が深く関係している。平成23年5月、当協会は、砂防学会の研究委員会の成果として、近年の台風災害事例や地球温暖化の影
キーワード AND OR ページ内容も含める ページの紹介 Linuxと気象学の基礎的な情報提供サイトです。 当ホームページに記載された情報の完全性・正確性に対して 一切の保証を与えるものではありません. すべて最終判断は自己責任のもとでお願いします。また配布プログラムのサポートは一切しません。あくまで参考にしてください。ただしバグなどの報告は歓迎です。できるだけ対応します。 更新履歴 2010/11/18 (C言語)行数をプリントする環境変数 C言語メモ 2010/11/10 user.conf(10) 外部データとの関係(gpvpram) 作者の連絡先 ホームページの内容に疑義がございましたら、 shimizus_quest@yahoo.co.jp までご連絡頂けると嬉しく思います。 自己紹介ページ CReSSコラム 高解像度雲解像数値モデル(Cloud Resolusion St
気象庁では、地球温暖化による影響評価、地球温暖化の緩和策および適応策の検討の推進、地球温暖化に関する科学的知見の普及・啓発などに寄与することを目的に、平成8年度から地球温暖化予測モデルの結果を「地球温暖化予測情報」として公表しています。 最新の地球温暖化予測情報 地球温暖化予測情報 第7巻 (2008年)
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