《for maria anechoic room version》 2010年 渋谷慶一郎+evala 展示期間:2010年10月5日(火)—2011年2月27日(日) 撮影:新津保建秀 無響室という,音の反響を吸収する特殊な空間に設置された24.4チャンネルのサウンド・システム(1周8個×3層からなる24のスピーカーと部屋の四隅に設置されたサブ・ウーハーによって構成される)は,コンピュータ・プログラムによって完全に制御され,ストロボ・ライトの高速の明滅とともに,音と光の充満する空間を構成します. この作品は,2009年に山口情報芸術センター(YCAM)で発表された《for maria installation version》の続編になり,完全に密閉された空間で,左右だけではなく縦方向も含む音の運動による三次元立体音響を体験することができます.音の素材となっているのは,CDの128倍の解