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2015年6月28日のブックマーク (5件)

  • 三島由紀夫を問い詰める寺山修司 | どっこい祭儀

    雑誌「潮」の1970年7月号で三島由紀夫と寺山修司が対談している。三島が自衛隊で自決したのが同年11月25日で、この前に書いたものやいろんな人とやった対談は、何かをサゼスチョンしているようで興味深いが、寺山との対談も面白い。 最初の方で寺山は、当時の新左翼が政治的言語と文学的言語を混同しているという。政治的な言葉でだめになったら文学的な言葉にすりかえてしまう、というのだ。三島も「ぼくのいいたいこともそれですね」とまずは賛同する。 そのうえで寺山は政治的言語と文学的言語の波打ち際をなくしていく、わけのわからない乱世に面白味があるという。三島は、それでは文学も政治もダメになると反論する。 さて話が進んで、だいぶあとになってからこの問題がまた出てくる。寺山が、三島の「楯の会」の国立劇場屋上で行ったパレードについて触れ、「武器を持っていない兵隊っていうのは魅力ないと思いますね」という。三島は「ほん

    三島由紀夫を問い詰める寺山修司 | どっこい祭儀
    niwakano18124
    niwakano18124 2015/06/28
    「三島は田舎が嫌いなんだよね。太宰の実家が大地主で大金持ちで貴族院議員だって、東大の仏文科行ったって、所詮田舎者と」
  • hanare×Social kitchen:Media

    niwakano18124
    niwakano18124 2015/06/28
    「寺山は「事物の充足や価値の代替では避けられない不条理な死、というのが、自殺なのであり、その意味で三島由紀夫は、もっとも見事に自殺を遂げたことになる」と言う」
  • アルベール・カミュ『シジフォスの神話』

    鈴呂屋 こやん 1、不条理(くそったれ)な論証 なぜ今カミュかというと、若杉公徳(わかすぎきみのり)の『デトロイト・メタル・シティ』という漫画を読んでいた時、ヨハネ・クラウザーII世をフロントマンとするデスメタルバンドのドラムの名がカミュだったからだ。 もちろん、アルベール・カミュの『シジフォスの神話』は私にとって多感な高校生だった頃読んで大きな影響を受けた書物だったことは確かだ。私に哲学への興味を喚起し、大学で哲学を学ぶきっかけを作ったでもあり、今でも大きな影響を受けているのかもしれない。 しかし、それ以上に、カミュ的なテーマは私が好んで聞くロックの歌詞の中でも、常に反復されていた。 たとえば人生に意味があるのかないのかというテーマ。 今夜生きる意味なんてしらねぇ 命がただ叫び出してる 俺が俺であるように胸は鳴る 想いを乗せて世界は廻る (THE

  • 哲学的な自殺  自死という生き方 覚悟して逝った哲学者(須原一秀)

    1 自殺した哲学者が、自ら自殺する理由についてについて書き、読者にも自殺を勧めたがある。 そのの新聞広告には、「晴朗で健全で、そして平常心で決行された自死」とあったので、その「自死という生き方」というを読んでみたら、全編、中年以降の年配者に自殺を勧めるだった。 著者が自殺を勧めるのは、老化による精神の衰弱と自然死による肉体の苦しみを回避するためなのだ。自然死(普通の老齢による死)については、眠るような死というイメージがあるけれども、実際はそんなものでないと著者は指摘する。 「ベストセラーになり、全米図書賞を受賞した『人間らしい死にかた』(ヌーランド著、河出文庫)というがある。そこには「自然死」について、特に「病院における自然死」についての事例が大量に収集され、克明に分析されている。専門家としてヌーランドは、『はじめに』の所で『私自身、人が死に行く過程で尊厳を感じた例に出会ったこと

    niwakano18124
    niwakano18124 2015/06/28
    「彼の主張からすれば、自殺は万人の前に開かれた普遍的な大道になるはずなのに、彼は自殺をエリートのみに許された特権だと取られかねない説明をしている」
  • 響け!ユーフォニアムは「特別」と「みんな」の物語―吹奏楽の演奏とアニメ制作

    「響け!ユーフォニアム」12話を見て、 作は「特別」と「みんな」の物語であると私は感じた。 今回、それは久美子が「特別になりたい」「上手くなりたい」と泣きながら 自分に訴えかけるように主張したことで決定的になったといえる。 特に橋の上で泣きながら「上手くなりたい」というシーンは、強く心打たれる。 久美子のこのような変化には、 麗奈の「特別」になりたいという姿勢に心打たれたのか。 香織の態度や葵の退部劇の影響もあるのか。 何にしても久美子が吹奏楽部で培った経験によって 「特別」になりたいと思ったのだろう。 何より久美子がユーフォを心から好きだったことに気づいたことに他ならない。 ずっとユーフォをやっていたのも、好きだったという証明なのだろう。 そうした久美子の「特別になりたい」「上手くなりたい」「ユーフォが好き」 という様々な感情が見事に入り混じった久美子を今回は上手く描いていた。 ただ吹

    響け!ユーフォニアムは「特別」と「みんな」の物語―吹奏楽の演奏とアニメ制作
    niwakano18124
    niwakano18124 2015/06/28
    「特別」という言葉は鑑賞中に何度も気になりつつ、どう言葉にすればいいか分からないところだった。