◎「ノーザン・ソウル」とは何か~フローレッツ・ライヴから (パート2) (昨日のつづき) 【What Northern Soul Is – Floorettes Live】 ノーザン・ソウル。 フローレッツのメンバーから「自分たちの音楽は、しいていえば『ノーザン・ソウル』」という言葉が飛び出した。あまりこの「ノーザン・ソウル」(北部のソウル・ミュージック)という言葉はなじみがないかと思うので、簡単に解説する。 この言葉が出始めたのがイギリスの音楽シーンで1970年代初頭のこと。僕は当時購読していたイギリスの「ブルーズ・アンド・ソウル」誌、「ブラック・ミュージック」誌でしばしば特集が組まれてその存在を知った。ロンドンでソウルのレコードを売っていたレコード店主で音楽評論家としてブルーズ・アンド・ソウルに毎号コラムを書いていたデイヴ・ゴッディンという人物が使い始めた。 1972年~73年くらいだ